ココロコネクトできない人々

なんというか、世の中純真無垢な人が多いんだなあとしか思えない。それはいいことなのだろうが、純真無垢ならばなにをやっても無罪ということにはならないだろう。
普通に考えればすべてが根回し済みのネタであり、やった側が笑い、やられた側が凹む演技まで含めて「おいしく頂きました」で済む話だ。オーディションで落ちた多くの他声優と比べてみればすぐわかる。彼は仕事を得て、名前も売れて報酬も貰えるのだ。どう考えても勝ち組である。
以前から薄々思っていたのだが、世の中には川口浩探検隊はウソだと分かるが、バラエティの「仕込み」が分からない人というのが一定数いるようで、彼らには「すべては全員が了承済の演出である」「生放送にも脚本があり、画面外でどんな指示がされているかはこちらからはわからない」といった基本的なリテラシがない。もちろん演出によって気分を害されたという「気持ち」はあってよい。だが、演出はあくまで演出であって、そこに傷ついた人など存在しないのに、仮想の傷ついた人を作り上げて攻撃を始めるのは間違っている。
こういった演出で、当事者側が「全部仕込みでもちろんあれは演技です」などと言うわけがない。ネタが割れたら逆に凹んだ演技をしている側に攻撃が行きかねない。だからこそああいった出演者側からの告知になるのだ。
もうやめとけ。お前らが殴っているのは間違いなく藁人形だ。